ベストアンサー負債コストに(1-税率)をかけるのは「節税効果(タックスシールド)」があるからです。
企業が銀行に支払う利息は、税務上「損金」になります。つまり利息を払った分だけ課税所得が減り、法人税が安くなります。一方、株主への配当は損金にならないので、自己資本コストには節税効果がありません。
具体的に数字で考えると:
・借入利率5%、法人税率30%の場合
・利息100万円を払うと、法人税が30万円安くなる
・実質的な負担は100万円-30万円=70万円
・つまり実効的な負債コストは 5% ×(1-0.3)= 3.5%
WACCの計算式は:
WACC = 自己資本比率 × 自己資本コスト + 負債比率 × 負債コスト ×(1-税率)
「負債は利息が経費になるから実質コストが安い。その分を反映するのが(1-税率)」と覚えれば直感的に理解できます。